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第12回生涯教育国際フォーラム
 
 
12月9日(日) [パシフィコ横浜 会議センターメインホール]
 
 初日、全体会の議長は当センター評議員 、(公社)日本ユネスコ協会連盟副会長の野口昇氏が務められた。
 開会式では外務省国際文化交流審議官 宮川学氏、文部科学省国際統括官 大山真未女史、ユネスコ本部アフリカ局協力・部局間フォローアップとパートナーシップ部部長 杜越氏、そしてユネスコ北京事務所所長 マリエルザ・オリベイラ女史よりご挨拶を賜り、最後に主催者として金子由美子理事長が挨拶を述べた。
 その後、野口議長より、ご出席のパレサ・モセツェ駐日レソト王国特命全権大使、インド大使館のヴィヴェーカナンダ文化センター所長のシッダールト・シン氏の紹介、その後、元駐日大使のヒシャム・ムハンマド・ムスタファ・バドル現駐イタリアエジプト大使から寄せられたメッセージが代読された。
 
 続いて「海外支部活動報告」が行われた。これは、当センターパレスチナ支部責任者 アマル・アブゥ・エマラ女史が行う予定であったが、カイロ在住のエマラ女史と夫君のアリ・タカッシュ氏、またガザから参加予定であったサマヘールさんは、出国が制限された状況から来日が叶わなかったため、エマラ女史の次女である同支部のライラ・タカッシュさんが代読した。
 
  「シンポジウム」ではコーディネーターとして、当センター顧問 国際基督教大学教育研究所顧問の千葉杲弘氏のもと、国際進歩機構会長ハンス・ケッヒラー氏、元OECD教育・スキル局局長バーバラ・イッシンガー女史、森本英香環境事務次官をパネリストに迎え、それぞれの国際的視点から、地球レベルの今日的課題が語られ、質疑応答が持たれた。

 

 昼食を挟み午後から金子理事長が基調講演を行った。
 フォーラムテーマについて「自然界には、時代が変わろうと、社会、世界の環境が変わろうと、古代から万物万象すべてを生かす生存のための共通ルールがあるはずです。
 そして、どんな機器が出現しようとも、それぞれのアイデンティティが大切に尊重される社会を生み出す使命が人類にはある、と思うのです。
 かけがえのない尊い存在である人間―その私たち人間に内在する未知の可能性の開発を願い、過去から継承した尊い生命が未来に繋がり、人とも、自然とも、そして人類が生み出した機器とも共生しうる人間の教育とは何かを考え合いたい」との開催の願いのもと、何としても次世代により良い環境、社会、世界を残すために、生存のための共通ルールに皆さまと共にめざめていきたいと語った。
 講演後の質疑応答では、多くの手が上がり、予定時間を越えて熱心な交流が続いた。

 
 
              
 
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