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創設者 野村佳子初代理事長の三回忌を期して計画が進められていた、「野村佳子記念館」が2005年東京都目黒区に完成。2006年1月25日に開館した。
2003年11月創設者逝去後、前年4月に逝去された夫君の野村徹雄氏と共に長年住まわれた私邸が、ご遺族のご厚意により当センターに寄贈され、当センターは創設者と、長年にわたり活動を支え苦楽を共にされた教育者野村徹雄ご夫妻の遺徳を顕彰し、末永く後世に伝えることを願いとして、その私邸を「野村佳子記念館」として一般公開することを決定した。
「記念館」には、生前のご夫妻ゆかりの品々が展示されている。
創設者が生前使われていた書斎には、ご夫妻の蔵書が納められている。また海外から賓客を迎えられた際、創設者が御点前でもてなされた茶室、展示室では自筆の原稿や講演のレジュメなどが公開されている。
さらに創設者が錦戸親観氏に彫刻を依頼した母性の象徴「ハーリティ像」、著作『教育史に位置づける民間生涯教育』の表紙カバーのモチーフとなった、伊達政宗がローマ法王に親書を送った際の文箱のレプリカ、若き日の創設者の草花のスケッチを焼き付けた陶器等、長い活動の折々の思い出が詰まった品々が展示され、在りし日の姿をビデオで偲ぶことのできる部屋も備えられている。
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